脇汗をとめるクリームは授乳中でも大丈夫?


夏時期などの暑い季節になると脇汗が気になりますよね。
特に女性は汗臭い状態でいられないので身だしなみとして脇毛の処理を行うなど何かと大変です。
脇汗は体質により多い人と少ない人がいますが、腋毛を処理すると言う事は雑菌の繁殖を防ぐ事が出来るため、汗臭さを抑える効果もあります。
しかし、脇汗の臭いを抑えても、肝心の汗を抑えなければ確実な脇汗対策になりませんよね。
最近は、デオドラント効果を持つ制汗剤や脇汗を抑えてくれる効果を持つクリームがあるので、こうしたアイテムを使えば脇汗の不安も軽減しますよ。
制汗剤やクリームと言うのは皮膚に塗るもので、皮膚から吸収された成分が汗腺組織に届いて、汗を分泌する量を抑える作用があります。
体内に吸収される成分なので、授乳中のママさんなどの場合、赤ちゃんにあげる母乳に影響を及ぼさないか心配になりますよね。
制汗剤やクリームと言うのは、母乳に直接影響を与えるものではなく、汗を分泌するエクリン汗腺やアポクリン汗腺に対して作用するものなので、一般的に市販されている製品を使う分には授乳中でも安心して使う事が出来ます。
但し、強い効果を持つ塗り薬、禁忌などの場合は注意が必要なので、かかりつけのお医者さんに相談をしてから利用するのが良いでしょう。
また、授乳中のママさんは清浄綿などを使って、軽く拭き取ってから赤ちゃんにミルクを挙げるのも安心に繋がりますし、心配な場合にはかかりつけの先生に相談が良いですよ。

ワキガとワキガ臭の原因


ワキガは、脇の下の汗が細菌によって分解されて臭いが発生する症状です。
そして、このワキガの原因の9割近くが遺伝によるものといわれています。それは、ワキガの人は、脇の下にあるアポクリン腺の量が普通の人よりも多く、汗の量が多いとされています。
このアポクリン腺には、タンパク質や鉄分、皮脂といった普通の汗には含まれていない成分が含まれており、これらの成分がワキガ臭の原因となります。
そして、普通の人はアポクリン腺の量が少なくて発達していませんので、汗をかいてもアポクリン腺からは汗が出ないのワキガ臭がしないとされています。
また、脇から分泌された汗は、肌や衣類に住み着いている常在菌に分解されて強い臭いに変化するといわれています。ですから、ワキガ臭の原因は、アポクリン腺から分泌される汗だけではなく、お肌や衣類の常在菌によるものといわれています。
また、この常在菌は、アポクリン腺から分泌される汗に含まれているタンパク質などの栄養分を分解し強い臭いに変えるといわれています。
すなわち、アポクリン腺から分泌される汗は、単純に分解されるだけではなく、常在菌のエサにもなりますので、ワキガ体質の方は、常在菌が繁殖しやすくなっているという特徴があります。
このように、ワキガの症状は、常在菌によって強められてしまいますので、脇や衣類に住み着いてしまった常在菌を殺菌することによってワキガ臭の症状を緩和することができるといわれています。